当然留学はいいことばかりじゃない ドラッグ
留学ってのはまあ、いい面ばっかり取り沙汰されるわけですよ。
英語はできるようになるし、海外の文化に触れられるし、友達だってできるし。
治安がいいとか悪いとかは調べれば出て来るし、留学先で事故や事件に巻き込まれたなんていう痛ましい話も出てはくるけれど、そもそも留学行きたくて調べる人はそういう情報よりも、いい面につい注目する。もちろん治安のいい国を選ぶんだろうけど。
マルタってのは確かにかなり治安のいい国で、窃盗とドラッグくらいに気をつけていれば問題ないと誰かが言ってたけれど、本当にその通り。
でもそれが厄介。
例えばパーティーに呼ばれて、皆で楽しく飯食って酒も飲んだとする。
そこで皆、平気でドラッグを始める。
ドラッグに対する考え方が、日本人と海外の人じゃ全然違う。皆普通に手を出す。
授業でも普通に先生が「ドラッグって皆こっちで吸うの?」とか聞くくらいだし。
そんで、そのパーティーで多分あなたはこう言われる。「別に大したことないよ」「合法の国もあるし」「ちょっとテンション高くなるだけ」「せっかくマルタに来たんだし」「タバコよりも身体に悪くないよ」と。そんで勧められる。
それでも別に断れるなら別にいい。経験上は、そこで断ったからって不仲になるとか機嫌が悪くなるとかはない。
でも酔ってるときに、友達に誘われて、興味もあってついついやっちゃう人ってのももちろんいる。
別にドラッグが悪いとは言わない。タバコより身体に悪くないってのも嘘ではないのかもしれないし、酒も煙草もオッケーなのにドラッグは駄目っていうのは理屈で説明できない、個人的なある種の偏見だし。
でもドラッグ吸ったせいでぶっ倒れてる奴とかも見てるし、少なくとも身体にいいものではないのは確かだし、俺は絶対やりたくない。
学校行かずにクラブ街ばっかり行った挙句、酒とドラッグばっかりなんて奴、特に夏の時期は割といる。
皆勉強しような。
留学って結構高いぜ。