やたら不評な髪の毛
普段は阿呆みたいに伸びている髪の毛をヘアゴムで1つに結んでいる。
美容院に行きたくないし、金もかからない。前髪も邪魔にならないしで、個人的には無敵の髪型だ。
一昨日、ヘアゴムが死んだ。切れてしまった。髪圧に負けたのだ。
ドライヤーなんて文明人が使う物は持ち合わせていないので、髪の毛は自然乾燥。朝、シャワーを浴びて乾いてない時は、ゴムは手につけて学校へ行く。
ゴムが学校で死んでは結ぶものがなく、仕方がなので解いていた。
誰も彼も「結んでいない方がいい」という。
正気か皆。
今の俺の髪の毛は、前髪が顎の下まで伸びており、襟足においては肩にかかるほどの長さを誇っている。その上くせ毛である。
そんな汚らしい髪の毛がいいというほど、普段の髪型が言われないだけで不評だったということだろう。まあ別に構わないけれど。
とは言っても勉強する時に前髪が鬱陶しくてしょうがないし、早急にヘアゴムを買う。
社会人になったら二月に一度は美容院へ行かないと行けない。今よりも時間はないのに、不便な話だ。