0.47ユーロ ついに帰路 三度目のドイツ
ドイツのフランクフルトはラウンジで、半年ぶりに温かいそばを食い、ドイツビールとシーバスリーガルをアホほどかっくらった。
10時間を越すフライトだ。寝れるなら寝るに越したことはない。
さて、ついにヨーロッパを出て、この文章は空の上で書き、更新している。
Wi-Fiとか、無料ドリンクとか、食事とか、LCCに慣れすぎた俺は「そうだ……飛行機ってこうだった……」と少々固まっている。
ついにヨーロッパを脱出した。
長かった島流しもこれで終わりである。
なんの罪かと問われれば、英語から逃げ続けていたことや、親の金で未だに学生をやっていることなど、いくらでもあげられる。
しかしそれももう今回で償ったつもりである。俺の中でだけは。
帰ったら美味い豆腐が食いたいな。
お酒と一緒に。
多分明日、最後の更新をする。
124.42ユーロ 全部終わった!
この完璧な出席率。
半年と二週間でこれよ。
多分小数点以下切り上げなんで、本当は100パーないけど。
最後の夜なのでクラブにも行かされまして、まあ一時間で帰ってきましたが。
まあなんだかんだあったりしたけど、全部引っくるめて良かったかな。
色んなことが学べたし、英語ももちろん上達したし、友達も色んな国にできたし。
マルタにまるごと感謝です!
なんて絶対言わない。
俺に喧嘩売ってきた糞ターキッシュとか、洗い物絶対しないフラットメイトとか、絶対いい思い出になんか消化しないからな。
もう二度と来ることもないだろう。マルタ。
好きではあるが、それだけだ。
というかこの先五年くらいヨーロッパ来なくても全然構わない。
一生でもいいかもしれん。
新しい人との出会いとか、色々目まぐるしく回るのとか、もう疲れた。
すでにリタイアしたい。宝くじあてて隠居生活したい。
まあなんにせよ、36時間後には日本だ。
帰宅したら食べるものはしゃぶしゃぶ。あー愛してる。日本酒も注文済み。最高かよ。
このブログは、多分明日か明後日で更新止めます。
134.20ユーロ マルタの伝統料理を
マルタの伝統料理を出す店へ。
うさぎ揚げたのとか、馬のシチューとか。
うさぎは嫌いな人多い。国籍問わず。特別うまくもまずくもない。普通。
今日の朝、ルームメイトとの別れも済ませた。
悲しくなってもいいところなんだが、6月に会えるしな俺達。
どうも感動に欠ける。
すでに友達は殆どみんな帰国しているし、今更悲しいとか寂しいとかもない。
まあこんなもんでしょ。早く帰りたい。
この一週間、一度たりとも「もっとマルタにいたい」とか思わない。
誤解しないで欲しいんだけど、決してマルタが嫌いではない。なんだが好きだ。
でも日本の方がやっぱり快適。
仕事始まるのが嫌だけど、日本には会いたい人もいっぱいいるし。
あーでも帰国自体は3日後か…………
マルタにいるのはもうあと38時間だけど。
はーやくこいこい日曜日。
154.20ユーロ 猫の島って本当
友達宅にも家の周りにも、たくさん猫がいる。
人懐っこいやつも結構いて、撫でさせてくれたり、膝の上に乗るやつなんかも稀に。
晩飯は友達が家に呼んでくれたので、出費ほぼなし!
持つべきものは友達だねえ…………
明日から帰るまでは一人部屋。ルームメイトともう一人の友人がシチリアに行ってしまうから。
男友達の中では一番仲が良かったと思う。
まあ彼らは6月に日本来るからそん時会える。
色んな人が
「ずっと早く帰りたいって思ってたけど、最後の週になると帰りたくない!」
と言っていた。
そんなこたあない。
速攻帰りたい。
別に今が不快な生活というわけじゃないけれど、23年かけて作った環境が日本にはある。行きつけの喫茶店やカフェ、居酒屋にバー。仲のいい友人に色んなコミュニティ。
美味しい豆でハンドドリップコーヒーを淹れたい。エスプレッソも美味しいし好きだけど、ドリップコーヒーとは全く別物だし。
今は4人で一つの洗面室も、日本の実家なら4人でトイレ2つに洗面所2つ、浴槽付きの風呂だ。
言えばいうほど帰りたくなってくるな。
あと3日。長いなこの3日。
156.82ユーロ 未だ難しい英語と共同生活
店が予約できなかったらしく、パーティは金曜に変更。ただ、金曜は別件があるので俺は参加しない。
正直よかった。
日本もうすぐ帰れるときにわざわざこっちで和食食いたくない。金ないし。金がないし。
今週はかなり英語マシに喋れているんだが、それでもやっぱり直されるときは直される。
新しく事業始めたけど最初キツくて、銀行融資の返済がヤバイという局面で、幾つかの投資会社が株式の殆どと引き換えに融資してもいいよ、ってケースを分析、話しましょって授業。
そもそもこれは努力次第で避けれたのか? って話の時に
「If he avoided this situation, after he would be met same situation」と(多分)言ったところ
「if he had avoided 〜〜he would have be met by the same situation」だと直された。
初めて会話でサードコンディション使った。いやまあ使えてないんだけど。あとすぐ忘れる冠詞。
リーディングだとわかるとか、問題解いてるときはわかる、ってレベルのこととスピーキングでできるレベルってめちゃくちゃ大きな隔たりがある。
話は変わってフラットメイト。
結構ムカつくようなこともするんですよ。カップルで住んでるブラジル人。
シャワー使った後がやけに汚いとか、自分達は洗い物時々残しては人にやってもらってるくせに自分達は決して他人が使ったものを洗わないとか、俺の買ってきた洗剤をアホみたいな量一回で使ったりとか。
この金欠の俺が、2食分の金をかけて買った洗剤を……てめえらが買えや……………とも思う。
けど、留学とか来てると、てか共同生活してると、皆対処法を身につける。
俺はもう怒らないことにしてる。
短い期間の話だし、シャワールームはまあ辛いけど、洗剤も言って1回あたり何セントの話やねん、って思うし、揉める暇あったら宿題やらなきゃ追いつかない。
ルームメイトのベンは汚いからってよく彼女の部屋でシャワー浴びる……ずるい……
でも今週から彼女旅行行ってからな! その手は使えねえぜ! はっはっ!
留学来てて、文化の違いでも、単純に個々人の性格の違いでもムカついたこと数え切れないほどあるけど、いちいち表に出してもやってられない。だってなんせどっちも英語だ。俺の英語が伝わらないことも、相手の英語が意味わからんこともある。片方の英語のレベルの低さのせいで。
そんな状況でキレたら、もう絶対後で怠い。
余談だがキレるとやたら、英語がポンポン出てくる。フィリピンいたときも、マルタのビザで揉めたときも、めっちゃスラスラ喋れる。何なんやろうあれ。
まあそんな感じでやってたら、ちょこちょこ「お前は謙虚だ」「地味だ」と言われるようになった。謙虚や地味は英語でModestyと言います。よく言われるから覚えた。
日本人て大抵こんなもんやと思うけど。
バレンタイン? 昨日の夜は男三人でチョコ食ってたよ。ベルギーで買っといたピエールマルコリーニのクソ高いチョコレートバー。美味しかったからいいし!
クラスメイトに孤独なバレンタイン楽しんでって言われたけど。いいし。
残金163.32ユーロ 弟の彼女が来てるらしい
今日から弟の彼女が、ECマルタの生徒になったらしい。
とは言っても会ったこともないのだが。
弟は俺と全く違うタイプなので、恋人もとっかえひっかえだし、今の彼女がいつからなのかも知らない。おそらく一言も喋ることなくマルタを去るだろう。
そもそも弟は、絶対に俺を自分の恋人と会わせない。ダサい兄貴を見せたくないらしい。まあ否定のしようもないし、会いたくもないからいいのだが。
なんでこんなに金が減ったかというと、残りの日数分卵とりんご、それと米を買ったから。
あと朝飯をきちんと食うことにした。
その代わり昼を安く済ませる。
今の昼食は4ユーロかかっている。晩飯より高い。
ここを抑えて倹約する。
とは言っても、明日と明々後日はレストラン、金曜はパーティなので、晩飯を自分で作るのはあと一度だけだ。自分でできる倹約はたかが知れている。
確実に英語より料理の腕が上がった。
困ったもんだ。
バレンタインデー? 知るかんなもん!
残金180.70ユーロ
昨日の数字はちょっと盛ってた。正確に数えたら昨日の時点で残金は184.97ユーロ。
今日は大体5ユーロ使ったということだ。
ずっとこのペースなら楽なのだが。でも学校行き始めると昼飯に金がかかる。
どうすっかなあ。弁当作んのは流石にめんどいし。
近くのパン屋が店閉めちゃってから、カフェしか食えるトコないんだよ。ちょっと歩けばあるけど、ビジネスクラス昼休み短いし。
とりあえずしばらく主食はりんごです。
今まで一日一個食ってたけど、もうちょい増えそう。
あと米。お米安い。一キロ3ユーロ超助かる。
タンパク質は卵で取る。肉もこっちは安いし、どうにかなるだろう。最悪連日ハンバーグだ。2ユーロで300グラム以上食える。玉ねぎでかさ増しすれば。
最悪はパスタ茹でてオリーブオイルと塩かけて食えばオッケー。死なない。