何故かマルタへ島流し 

男大学院生が七ヶ月マルタに引きこもる話 一応留学

お金を使うとなくなるという仮説

僕も大学院で会計学ファイナンスを学んでいる身だ。そういう仮説の存在は知っていた。

しかし実感したことはなかった。今まで。

 

 

あと十日マルタにいるわけだが、残金200ユーロ。

まあ余裕っちゃ余裕だ。

1日の食費は精々10ユーロ程度だし、他に金を使うこともそうはない。

 

しかし考えたら金欠というものになることが人生でそうなかった。

 

親が本ならばいくらでも買い与えてくたので、中高時代からお年玉や小遣いはほとんど貯めてた。

大学では毎月5万稼ぎ、二十歳までは精々本代くらい。そっから酒代も出てきたが、基本的に口座の金は増えるものだった。

 

ちょっと旅行行き過ぎましたね。

いやまあ、日本にまだ貯金の何割かは残してあるのだけれど。

 

マジでなくなるんだ。金って……。