お金を使うとなくなるという仮説
僕も大学院で会計学やファイナンスを学んでいる身だ。そういう仮説の存在は知っていた。
しかし実感したことはなかった。今まで。
あと十日マルタにいるわけだが、残金200ユーロ。
まあ余裕っちゃ余裕だ。
1日の食費は精々10ユーロ程度だし、他に金を使うこともそうはない。
しかし考えたら金欠というものになることが人生でそうなかった。
親が本ならばいくらでも買い与えてくたので、中高時代からお年玉や小遣いはほとんど貯めてた。
大学では毎月5万稼ぎ、二十歳までは精々本代くらい。そっから酒代も出てきたが、基本的に口座の金は増えるものだった。
ちょっと旅行行き過ぎましたね。
いやまあ、日本にまだ貯金の何割かは残してあるのだけれど。
マジでなくなるんだ。金って……。