何故かマルタへ島流し 

男大学院生が七ヶ月マルタに引きこもる話 一応留学

(携帯壊れる前のデータが残っていたので、2日前の記事を)最早ただの自慢のようなので読むのを勧めない

自慢するつもりは毛頭ないのだけれど、こういう記事は自慢のように受け取られやすい。

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こちらのレストランに行った。

予め言えば、ここはミシュラン1つ星のレストランである。

 

このミシュラン1つ星という名誉、あるいはレッテルはとても大きな効力を発揮する。良くも悪くも。

なんせ、普段食事に興味がない(あるいはそういうふうに振る舞っている)人が「ミシュランで星を取ったお店なんだけど」といった時点でマウンティングの完了だと受け取るのだ。

彼等の中には

 

よくわからないけどミシュランというのは贅沢な食事の象徴→星を持ってるということは凄い→自慢だ!

 

というくだらない価値観が渦巻いているのだろう。

言っておくが、東京のミシュラン星付きのお店でも、ランチなら三千円以下から食べられるお店は少なくない。もちろん安くはないけれど、大学生の飲み会の値段と比べれば、随分お得だと思えないだろうか。思えない方は僕と一生思考の方向性が合うことはないので、このブログの食事関連の記事は読むことをおすすめしない。どちらも不幸にしかならないだろう。

 

 

これだけ言っておいてあれだが、レストラン関連のことは最後に書く。それまでローマに来た人間ならだれでも書けるような記事を読んでくれ。

 

 

とは言っても書くことはないのだ。

コロッセオに行き


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他にも色々周り

 




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トレビの泉とかね。

 

綺麗で確かに美しい。

時間さえあれば何時間でも歩けるだろう。実際僕は四時間くらいダラダラと歩いた。

楽しかった。明日も歩き回るし、仮に同じルートでも、僕は満足するだろう。

 

たが!

しかし!

それらは俺の中で最重要事項ではない!

 

語ると長くなるので書かないが、僕の旅行の最重要目的はいつだって食事と酒である。

だからイギリスなんて国にはわざわざ行く気もしないし、メジャーでなかろうとハンガリーは最高だ。

 

 

そして、ここで言うと、今日は失敗だったかもしれない。

 

こういうお店に初日に来るべきではなかった。美味しいものは最後に取っておこう。

 

 

 

ボルドーのchapon finには行ったし、あそこは人生最高のフレンチを食べさせていただいた。これから先の人生で、フレンチに対する基準があそこになることは間違いない。

ただ、あそこですら今は星を持っていない。

 

日本で星を持っているレストランにも何度か行ったことはあるが、全て和食。

洋食で星付きのレストランに行くのは初めてだ。

 

chapon finでもそうだったけれど、僕は旅先で行った高級レストランに最高の待遇なんて求めていない。

僕の服装はただ衿付きだというレベルの服装だし、門前払いされたらどうしようもないレベルだ。

 

その上、このくらいの格のお店に一人で来るというのは、まあ普通にはないだろう。そして実際に来るのはアジアンの20そこそこにしか満たない若者である。大きな期待をする方が間違いと言うものだ。それぞれの店にはそれぞれ似合った振る舞いというのがあり、それを無視して無理矢理食事させて頂いている立場なのだから。

 

それでも、お店での対応は丁寧だった。

その時点で、僕からすれば申し訳ないレベルだ。

そして料理が美味しい……

 

はあ……なにこれ……

おいし……

 

 色々と言いたい事はある。美味しいから。

でも文章にもいわゆる限界があって、各々の経験したことにセンスが加味され、表現できる領域は決まってくる。僕が拙い言語力で必死になったところで、まあ伝わらないのであろう。自分の国語力を恥じるばかりだ。

 

なので、僕が揚げるのはたった一皿である。


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今日のコースはシェフのお任せにした。

スターターに魚のオードブル、肉のオードブル、パスタ、わがままで追加していただいた

リゾット、魚料理、肉料理、デザートにお茶うけ6種、ワインは7種9杯、ボトルの水二本にダブルのエスプレッソを頼んだ。トータル330ユーロである。

安いと思うか高いと思うかは各々の価値観だ。勝手に決めてくれ。

 

これを確実に。「高すぎ」と言わない友人が一人だけ日本にいる。彼にだけ全ての写真を送った。

 

うまかった。

写真は「シェフがあなたの国で食べた牛肉のたたきからインスピレーションを得て作った、イタリアンの牛肉のたたきです」と言われた(意訳)。

ほのかに甘いチーズベースのソースや、食感を残した玉ねぎと柔らかく旨味のある牛肉が、なんとも。

 

イタリアって本当飯うまいわ。最高。