マルタとフィリピン留学比較
日本人が英語留学に行こうと思ったら、様々な選択肢がある。
アメリカ、イギリスはもちろんのこと、カナダにオーストラリア、シンガポール何かが最初の選択肢に上がるだろう。
そんな中、マルタやフィリピンを選ぶ人は金銭面を考えてのことだと思う。
なので、実際にどちらも行ったことだし、せっかくだから比較してみて、今後色んな人の役に立ちそうな記事を書いてみる。
・前提
俺が行ってたのはフィリピンはセブのC2
マルタで通っているのはEC
Learn English in Malta – ESL Malta English School
学校によって色々異なると思うので、あくまで参考程度に。
・金銭面
かかるお金に関しては、やはりフィリピンが圧倒的に安い。
まず飛行機が安いのと、大抵のフィリピンの英語学校は寮費、食費込みになっている。
一方マルタは、ホームステイにしない限りは自炊になる。ヨーロッパの中ではかなり物価は安い方だが、外食をするとなるとそれなりにかかる。
あと自分場合、洗濯物などもフィリピンは学校が全部やってくれたのでタダだったが、マルタでは自分でやっているので洗剤代なんかも地味にかかってくる。
・英語と授業
まず、フィリピンで教わるのはアメリカンイングリッシュ、マルタで教わるのはブリティッシュイングリッシュだ。ここは好みでいいだろう。一応アメリカンイングリッシュの方が喋れる人は多いらしい。
授業はフィリピンの場合、主に個別指導、マルタはグループ指導になる。また、同じ学費を払ったなら、確実にフィリピンの方が授業の時間は多い。
日常生活で英語を使う機会はマルタの方が多い。学校で外国人の友達とは英語だし、カフェなんかで話しかけられたら当然全部英語で話す。現地の活動なんかに参加しても英語だ。
フィリピンではそういう機会はなかなかない。
個人的には短期間で一気にある程度まで伸ばすのはフィリピンが向いてるかなと言う感じ。
・治安
治安は圧倒的にマルタがいい。
俺はセブにいる間にゲイに襲われかけたり、投石にあったり、拳銃突きつけられたりしたし。それでなくてもやっぱり拳銃が絡む事件とかはあったし、今は大統領の関係でセブの治安はあまりよくはないだろう。
マルタではせいぜいドラッグとスリだけ気をつけてればまあ平気。おすすめしないけど、夜中に女の子が1人でも全然出歩いてるくらいだし。
・食事
んー、これは本当に好み。
マルタでは極論、自分でほとんどの和食も作れる。寿司屋はめちゃくちゃあるし。ただ、洋食がずっと続くのは辛いって人にはやっぱり面倒かも。作るも食いに行くも、安くて沢山あるのはイタリアンだし。
ただマルタの食事は結構美味しい。あんまり外れはないと思う。
一方フィリピンは米食文化だから、大抵の店に米がある。とは言ってもメインはガーリックライスとかだけど。個人的にフィリピンのガーリックライスはめちゃくちゃうまい。
あとよくマンゴーを食べてた。安くて美味しい。毎日最低1個食べてた。
テイストはやっぱりアジア系なんで、そっちが苦手な人は辞めた方がいいかも。
でも韓国料理店とか結構あるから日本人にはありがたかったなあ。
ただし、外食すると当たる人はやっぱり当たる。俺は一度もなかったけれど、入院してた人もいたし。
特に和食の刺身ね。あとマンゴーシェイクとかで氷を水道水から作ってたとか。
衛生的にはマルタに軍配があがるかな。
・娯楽
どちらも目立つ娯楽はビーチとクラブになると思う。フィリピンの場合はプールか。
フィリピンは常夏だけどマルタは10月くらいまでしか泳げない。なのでそれ以降にいっても綺麗な綺麗なコミノ島にもいけないし、そこらのビーチでお酒片手にダラダラともできない。
クラブに関しては、フィリピンのは行ってないんでよくわかんない……でも周りの話聞く限り女の子を買うのが目的っぽい? マルタはナンパばっかりだから、まあなんぼかマシかな。
あ、マルタのクラブに入場料はありません。フィリピンは知らない。
あとマルタはヨーロッパに簡単に旅行へ行ける。これはでかい。
イタリアなんてほんとすぐで、週末にちょろっと行ったりできる。フランスまでも3時間とかだしね。そんでECはある程度の長期滞在者はホリデーがもらえる。
・ネット環境
フィリピンに優秀なネット環境を求めるのはやめとけ。超遅い。全然だめ。
マルタはWi-Fiが至るところにあるし、結構快適。学校のWi-Fiも優れてる。カフェとかのWi-Fiもかなりいい。
・私見
やっぱり向き不向きや好みによるけど、俺は短期ならセブを推す。
やっぱり毎日阿呆みたいに英語喋るのは上達速度が半端じゃない。
逆に長期はマルタ。長期間ずっとフィリピン留学は余裕もないし、楽しみも減るのでつらい。留学してても英語ってどうしても伸び悩むしね。
あくまで英語第一に考えるならだけど。遊び第一なら問答無用でマルタ。
以上!
見知らぬ誰かの参考になれば幸い。